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TEL:048-291-8560

乳腺外科

▶︎乳がん検診

 現在、乳がんは女性の13人に1人がかかると言われ、女性のがんの第1位です。乳がんの好発年齢は40歳代後半から50歳代ですが、20歳代の若年層や80歳代以上の高齢層まで幅広くかかる疾患です。乳がんの分類は進行に応じてステージ1からステージ4まで分類されますが、ステージ1(腫瘍の大きさが2cm以下で、リンパ節や他の臓器に転移がない)か、ステージ2(腫瘍の大きさが5cm以下あるいはリンパ節転移が少数である)の段階で発見されれば、手術や術後の薬物療法は必要ですが5年生存率は90%以上あります。

 乳がんを早期で発見するためには、定期的なセルフチェック(自己検診)と年に1回の乳がん検診を受けることが有効です。川口市では30歳以上の女性を対象に年に1回乳がん検診を受けることが可能です。当院では検診として視触診を行っていますが、マンモグラフィーを含めた検診等で異常を指摘された方を対象にエコーを用いた精密検査を積極的に行っています。

▶︎乳房のしこり

 早期の乳がんは通常、痛みや違和感を自覚することはありませんので、多くの場合、無症状の硬いしこり(感触は消しゴムと似ている)として発見されます。従って、乳房のセルフチェックを月に1回、生理後など定期的に行うことが乳がんの早期発見には極めて重要です。セルフチェックの方法についてはhttps://www.nyugan.jp/self/がご参考になると思います。乳腺症などで乳房がごつごつして硬い方、線維腺腫や囊胞など「良性のしこり」がすでに指摘されている方は触診だけで正しく診断するのは困難です。以前に「良性のしこり」と診断されても、それが大きくなってきた場合はエコー検査による精密検査が必要です。

当院の超音波装置

当院の超音波装置
(東芝メディカル)

▶︎デンスブレスト(高濃度乳房)をご存じですか?

 現在の乳がん検診の中心はX線によるマンモグラフィーです。マンモグラフィーの見え方は、下の図の通り、乳腺の密度が高く乳房全体が白く映る「高濃度」から乳腺密度が低く乳房が黒く映る「脂肪性」まで大きく4つに分類されます。このうち「高濃度」と「不均一高濃度」は合わせて「デンスブレスト」と呼ばれ、正常組織と腫瘍の区別がつきにくく、乳がんなどの腫瘍が見落とされやすいことが分かっています。

 「デンスブレスト」は欧米人よりも日本人に多く、40歳代の日本人女性の60%前後にみられます。40歳代の日本人女性のよる大規模研究ではマンモグラフィー単独よりもエコー検査を併用した検診の方が乳がんの発見率が優れていることが2015年に報告されました。この結果を受けて乳がん検診にエコー検査を加えるべきとの意見がありますが、様々な理由で導入が見送られています。

 「デンスブレスト」の場合、マンモグラフィー単独の検診では見落としのリスクがあるにも関わらず、腫瘍の影が見えなければ「異常なし」と判定されます。この場合、検査を受けた本人には「異常なし」という結果だけ通知されるだけで、「デンスブレスト」かどうかは知らされないのが現状です。特に50歳以下の女性はこのような「デンスブレスト」が多いため、検診にエコーを併用されることをお勧めします。

デンスブレスト